お豆腐を作るときに使う「にがり」がダイエットになるというのは少し前にブームになりましたね。
にがりの成分がお通じをよくしてくれるというのがその理由です。
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もくじ
にがりダイエットのやり方
にがりを飲み水に入れてほんの数滴ずつ摂取します。
お味噌汁やジュース等に混ぜてもOK。
にがり自体はほとんど味がしないので、何にでも入れられます。
星3つ。
にがりを飲むだけなので簡単ですが、個人的にはとてものどが渇く感じがあります。
人によって効いたと感じる量には差があるようです。
少ない量からまず試してみるといいですね。
にがりの塩化マグネシウムが効く
にがりがダイエットになるのはどうしてなのでしょうか。
にがりは、海水からできるんですって。
海水から水分と塩化ナトリウムをのぞき、残った塩化マグネシウムがにがりの主成分となります。
にがりには海水のミネラルが凝縮されているので、体にいいと言われるんですね。
そして塩化マグネシウムは、腸の中に水分を引き寄せます。
そのおかげで、固くなってしまった便も柔らかくなり、排出しやすくなるのです。
ポイントは、にがりと一緒に水分をたっぷりとることです。
塩化マグネシウムの下剤も市販されています
にがりは液体状のものと粉末状のものとが市販されていて、アマゾンなんかでも購入できます。
どちらかというと保存しやすく割安の粉末が高評価みたいですね。
そして海水からとられた塩化マグネシウムは下剤にも活用されています。
商品名で言うと「スイマグ」や「ミルマグ」などがあります。
酸化マグネシウムを錠剤にした「ケンエー」、病院で処方される「マグミット」や「マグラックス」なども同じ効果があります。
(酸化マグネシウムは体内で胃酸と反応して塩化マグネシウムになります)
このタイプの下剤は、「塩類下剤」と呼ばれていて、腸内で塩類の濃度が高くなり浸透圧の働きで腸の中に水分を呼び寄せるという効果があります。
他の種類の便秘薬と違って、体が慣れてしまって効き目がなくなるということがないお薬です。
また、胃酸過多の人のお薬としても処方されます。
腎臓が弱っているときは注意
どんなダイエットにもやりすぎに伴う危険ってありますが、にがりダイエットにも注意点があります。
それはにがりでマグネシウムを大量に摂りすぎると、「高マグネシウム血症」になる可能性があるということ。
腎臓機能が低下しているときに血液中のマグネシウムの濃度が高くなりすぎると起こる症状です。
高マグネシウム血症になると、眠気や手足のしびれ、おなかのハリや吐き気といった症状が表れます。
また呼吸器官の筋力低下などが起きることがあり、お年寄りやお子さんの場合には危険な状態になることが考えられます。
この症状がおこる頻度はかなり少ないので、通常の摂り方では過敏になる必要はないのですが、覚えておきたいですね。
まとめ
にがりダイエットとは、主ににがりの主成分である塩化マグネシウムのお陰で便通が良くなるというところに効果が見られるダイエットです。
にがりには海水のミネラル成分がたっぷり含まれていることから、その他にも健康作用が研究されています。
ほんの少量ずつ飲むだけで良いので、とても手軽な健康法です。