りんごダイエットは一時期とてもブームになったので、名前だけは聞いたことがある人も多いでしょう。
ひとくちに「りんごダイエット」といってもいくつかのやり方があります。
星3つ。
りんごポリフェノールと食物繊維の働きを利用したダイエットです。
単純に食事をりんごに置き換えることによって摂取カロリーを減らすこともできます。
焼きりんごにすると食物繊維のペクチンが劇的に増え効果アップ。
ただし、果物アレルギーの人には向いていませんね・・・。
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もくじ
りんごダイエットの原理とは
りんごを食べて痩せられる原理とはどんなものでしょうか。
原理を知って1日1個はリンゴを食べるようにすると、次第に効果を実感できるはず。
りんごポリフェノールは脂肪燃焼を助ける
まず、リンゴに含まれているポリフェノールが脂肪燃焼を助けてくれるということ。
このポリフェノールとは「プロシアニジン」です。
プロシアニジンは脂肪の燃焼を促すことがわかっていて、ダイエットにはぴったり。
りんごポリフェノールは血液中の中性脂肪が増えるのを抑制する働きもあります。
青リンゴの方が赤りんごよりもプロシアニジンの量が約4倍あるので、りんごダイエットには青リンゴを使う方が良いということになります。
さらに、リンゴは皮ごと食べるのがポイント。皮の部分にプロシアニジンが多く含まれているからです。
もちろん皮ごと食べるためには、きれいに洗う必要があります。
アップルペクチンの働きで排出力をサポート
次にりんごの食物繊維は、水溶性と不溶性の両方が含まれているので効率よくお通じを促してくれること。これによって体内の老廃物が排出されるサイクルが整えば自然とやせられます。
中でもリンゴに含まれる水溶性食物繊維のペクチンは悪玉コレステロールを排出するのを助けてくれます。
またペクチンは腸内でオリゴ糖に変わり善玉菌のエサとなることから整腸効果があります。
置き換えリンゴでカロリー大幅カット
そしてりんごそのもののカロリーは1個あたり130キロカロリーが目安。1食をりんご1個に置き換えるだけで、1食あたりの摂取カロリーをご飯茶碗半分程度に抑えられることになります。
りんごは「医者いらず」と言われるほど、古代から体に良い果物として知られてきました。
ビタミンやミネラルがバランスよく含まれ、今回調べたダイエットに良い成分のほかにも、美肌効果、抗酸化作用や血圧を下げる作用などいろいろ。
カロリーを押さえつつ、体に不足しがちな栄養を摂れるので、置き換え用食材として定評があります。
りんごダイエットの3つのやり方
りんごダイエットには大きく分けて3つのやり方があります。
朝食だけ置き換え 朝リンゴダイエット
朝食をりんご1個に置き換えるという方法です。
朝食をりんごにするメリットは、胃腸への負担を軽くし排出リズムを整えてくれることです。
朝ごはんをこれまでしっかり食べていたという人ならカロリーカットができますし、
いつもは朝食抜きだった人はりんごを口にすることで胃腸の働きを促すことができます。
夕食置き換え 夜リンゴダイエット
夕食をりんごに置き換えると、食事の摂取カロリーを大幅に減らすことができます。
ただし、毎日夕食がりんごだけというのはストレスが溜まりがち。
長い目で見ると週に2,3日行うのでも十分効果的です。
3日間のプチ断食
これはエドガーケーシー医師が提案したことがきっかけで大ブームになった方法です。
3日間りんごだけを食べ続けるというもので、うまくいけば短期間で体重カットができるのですが、やり方を間違えると体調不良に陥る危険があります。
専門のトレーナーのもとで集中して行うことができれば、非常に効果がある方法です。
焼きりんごならペクチン9倍!アレンジレシピ
りんごダイエットがしたくても、生のりんごにはアレルギー反応がでてしまうという人、結構多いと思います。
花粉症の人はフルーツアレルギーを併発する場合が多いですよね。
そんな人は、「焼きりんご」で試してみてはいかがでしょうか。
焼きりんごを使ったダイエットは「林先生の初耳学」というテレビ番組で取り上げられました。
加熱するとビタミンの一部は壊れてしまいますが、逆に吸収されやすくなる成分もあります。
実はりんごを焼くとりんごに含まれるペクチンが9倍になるのです。
りんごダイエットは生じゃなきゃいけないと思っていたので、これは確かに初耳!
一番簡単なダイエット用焼きりんごの作り方
1.りんごを皮ごと4つから6つにカットします。
2.りんごを耐熱皿に並べラップをします。
3.500Wの電子レンジで5分加熱します。
出来上がりにシナモンシュガーを少々振ると満足度アップ。
ポイントは100度以上にすること。100度以上で加熱することでりんごの皮部分に多く含まれている「プロトペクチン」が変化し「ペクチン」になります。
この変化のおかげでペクチン量が生のときの9倍にも増えるというわけ。
食事前にりんごを食べてカロリーコントロールする方法
食事そのものをりんごに置き換えるのではちょっと辛くて無理、という場合、食前にりんごを食べるだけでも一定の効果があります。
食事の20分ほど前にりんご1個分を食べます。
りんごの食物繊維がおなかで膨らみますので、食欲が適度に抑えられて食事全体のカロリーをコントロールできます。
ほかにも、間食したくなったらりんごを食べるようにすれば、おやつのカロリーカットができます。
これまでおやつをやめられなかった人にはそれだけでも効果が実感できるでしょう。
りんごダイエットのまとめ
- りんごポリフェノールが中性脂肪を下げ、脂肪燃焼を促進
- りんごの食物繊維が腸内環境を整える
- 食物繊維のうちでもペクチンは焼くと量が劇的に増える
- 1日1食をりんご1個に置き換えるとよい
- 置き換えが難しい場合は食前にりんごを食べる、おやつにりんごを食べるのでも一定の効果がある
朝食に電子レンジ焼きりんごというのは手軽にできそうです。