普段の飲み物を炭酸水に変えるだけでダイエットになるということで、友人も炭酸水のペットボトルを手放さなくなりました。
確かに炭酸でおなかは膨れそうですが、本当に効果はあるのでしょうか?
星2つ。
炭酸水のペットボトルを使えば手軽なダイエットです。
炭酸の血行促進効果と食欲抑制効果がポイント。
ただ、おなかがハリやすい人や、胃腸が強くない人には向いていません。
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もくじ
炭酸水の効果的なはたらきとは
炭酸水というのは水の中に二酸化炭素を含ませることでできます。
炭酸水を飲むことによって血液中の二酸化炭素の濃度が高まると、体は酸素不足を感じて血流を増やそうとします。
血行が良くなるため、基礎代謝が上がるというのが炭酸水の効果です。
血行促進によって肩こりや肌のくすみなどの対策、疲労回復ができるとも言われています。
さらに、炭酸ガスがおなかの中ではじけることによって、ガスと水とで物理的におなかがいっぱいになります。それで食べすぎ防止になるというわけですね。
炭酸水ダイエットのやり方
ダイエットのために炭酸水を飲むなら、食事の前に飲みます。
量は300ml以上が目安です。
そして、温度もポイント。
冷えた炭酸水はのど越しもよくて美味しく感じますが、食前に飲んで食べすぎを防止するためには常温にします。
常温の炭酸水を飲むと胃の動きが少なくなり、食欲が抑えられるという実験結果があります。
(2012年2月16日放送)
・300mlの炭酸水を飲むと⇒胃のぜん動運動が抑えられ食欲抑制効果が生まれる
・100mlの炭酸水を飲んだ時は⇒逆に胃のぜん動運動は活発になる
・室温に戻した35℃の炭酸水を飲むと⇒胃のぜん動運動は抑えられる
・4℃に冷やした炭酸水を飲むと⇒逆に胃のぜん動運動は活発になる
以上の結果から、番組内では「ぬるい炭酸水を500ml以上一気に飲む」ことが効果的と勧められていました。
ほとんど同じ内容が、「林先生が驚く初耳学」の2016年9月25日放送分でも紹介されています。
炭酸水を飲むとき気を付けたいこと
炭酸が良いといっても、コーラやサイダーではダメ。当然ですが、砂糖を多く含む炭酸飲料はダイエットには向きません。
レモン風味など、香りがついているだけなら大丈夫ですが、原材料名が「水と二酸化炭素」のみになっているかをチェックしましょう。
「食前に大量に飲む」というのがこのダイエットのポイントです。
少しだけ飲むのでは、逆に食欲増進作用があるということがわかっています。
500mlのペットボトルであれば半分以上、できれば全部をゴクゴクと飲んでから、ご飯を食べ始めるという流れを意識するとよさそうです。
また、上記の実験結果からもわかるとおり、冷えた炭酸水では食欲を刺激してしまい逆効果ということ。
そう考えると、食前酒に炭酸入りが多いのもうなずけますね。
炭酸水は冷蔵庫に入れず、常温でぬるくしたものを飲むようにしましょう。
最近では自宅で炭酸水を作れるマシーンも販売されています。
市販の炭酸の量では物足りないという人も多いようですが、炭酸の強さを調節できるタイプのマシーンなら理想的です。
その場合、お茶やレモン水などに炭酸を含ませるなどのアレンジをして楽しむというのもいいですね。
炭酸水ダイエットにも役立ちそうです。
炭酸水ダイエットまとめ
- 食前に飲む
- 量は300ml以上、できれば500ml。
- 温度は常温で
友人の男性は気に入って続けているようですので、食べすぎないよう意識できるという意味では習慣にするといいのかもしれませんね。