生姜紅茶を使ったダイエットをいざ始めようと思うと、いろいろ疑問が出てきます。
できるだけ効果をアップするために、知っておきたいQ&Aを集めました。
参考資料:石原結實著「生姜力」
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もくじ
Q1 チューブ生姜でもいいの?量は?
A: チューブ入りのすりおろし生姜でもOKです。
生の生姜の場合で10gのすりおろしですが、チューブなら約2センチ分が目安。
チューブなら持ち歩いて外食の際に使うこともできるのでいいですね。
生姜の主要な成分であるジンゲロールはチューブ入りでもしっかり摂取できます。
ただし、生の生姜には皮のすぐ下に揮発性の精油があるので生のおろしたてが一番風味が良いです。
新鮮な国産の生姜が手に入ったときはぜひ皮ごとすりおろして楽しむのがおすすめ。
Q2 生姜のパウダーにはどんな違いがありますか?
A: 生姜のパウダーも手軽に使えるので便利です。
通販でも購入できますが、実は種類があって効果に差があるのでしっかりチェックしたいところ。
乾燥粉末は国産を選んで
生姜を粉砕してから乾燥させたパウダーです。「乾燥生姜パウダー」として売られています。
農薬の心配を考えると、国産生姜を使っているものが安心。
「熊本産」「高知県産」など「九州産」の商品が多いですね。大体、80g前後で1000円くらいの商品が多いです。
それより安すぎるものは中国産などのことがあるのでよく見てください。
乾姜は高めだけど効果10倍
「かんきょう」と読みます。これは漢方薬にも使われていて、ただの乾燥パウダーとは違いがあります。
生姜は蒸してから干したものを使うと効果が10倍にもなることが知られていますが、「乾姜」はその蒸し生姜のパウダーになります。
(「蒸し生姜」の効能については、生姜紅茶の提唱者である石原先生の娘さんである石原新菜先生が著書「病気にならない蒸し生姜健康法」で解説しています。)
ただ、本格的な乾姜はただの乾燥パウダーの2倍くらいの値段がします。
でも乾燥パウダーの製造方法によっては、蒸し生姜と同じ工程で作られている商品がありますので、そういう商品を見つけることが大切です。
「蒸し生姜パウダー」と明記されているもので50gで1000円くらいが目安です。
蒸し生姜は自分でも作ることができるので、生姜がたくさん手に入る場合は手作りしてみてもいいかもしれません。
Q3 暑い日には生姜紅茶を冷やして飲んでもいいですか?
常温では効果ありませんか?
A:夏など暑いときは、熱い生姜紅茶を飲むのは大変ですね。だから冷たくして飲みたいという気持ちになりますが、ダイエット効果からいうとNGです。
生姜の辛み成分ジンゲロールは、熱が加わることでショウガオールに変わります。
どちらも共通する効能がありますが、ショウガオールの方が血流を促進する働きが強く、体を芯から温めて脂肪や糖質の代謝を高めます。
夏の「隠れ冷え性」などにもショウガオールが必要です。
それで生姜紅茶は熱いうちに飲むほど効果的。
常温では効果は半減し、冷たくなるとショウガオールの働きは期待できなくなります。
といっても、冷たいままで摂取できるジンゲロールにも血管拡張作用や殺菌作用、整腸作用があるので、冷たい飲み物をどうしても飲みたいときにはそこへ生姜を足すという飲み方を工夫しても。
Q4 市販のペットボトルの紅茶にショウガを入れるのは?
紅茶を淹れている時間がないので、市販のペットボトルの紅茶を買ってそこに生姜をいれるのではダメでしょうか。
A:これは、温かい紅茶ならOKです。
冷たい紅茶の場合、生姜紅茶を冷やして飲むのと同じことで、ショウガオールの効能が得られません。
それでもジンゲロールの殺菌作用や整腸作用などは感じることができますので、他の清涼飲料を飲むよりはいいですね。
Q5 生姜紅茶で便秘になったという話を聞きますが?
生姜紅茶を飲み続けていておなかの調子が良くなるかと期待していたのに、便秘になってしまったという人もいます。
A:これには生姜紅茶の利尿作用が大きくかかわっています。
生姜そのものは新陳代謝を活発にするため、体内の水分を排出しようとする働きがあります。
紅茶にはカフェインが含まれていて、利尿作用があります。
通常はこの二つの作用の相乗効果でむくみが取れたり、お通じが良くなるというのが生姜紅茶のメリットでもあります。
しかし、生姜紅茶そのものは水分補給にはなりません。
ですから特に運動後や暑いときなど汗をたくさんかくような日には、生姜紅茶とは別に水やスポーツドリンクなどで水分補給をするように心がけることが必要です。
水分補給が足りていないときに便秘気味になるという可能性があるわけです。
Q6 生姜紅茶を飲んで下痢になるのはなぜですか?
生姜紅茶の健康法を始めたら、下痢のような症状が出てきたという場合がまれにあるようです。
A:これは、生姜が胃腸を刺激したためと考えていいでしょう。
生姜そのものは胃腸薬にも使われるもので、副作用がないことで知られています。
それでも空腹時に生姜紅茶を飲んだことが刺激になったり、効果を上げようと一度に大量の生姜を入れて摂取するなどした場合には、胃腸に負担になる可能性があります。
そのほか、生姜が好きではないのに無理に飲んでいることが知らずにストレスになっている場合も考えられます。
生姜の量を減らすなどして様子をみましょう。
7日間ほど続けてみて症状が落ち着かないようなら、残念ながら生姜紅茶の健康法はあなたの体には合わないということかもしれません。
Q7 生姜紅茶はプチ断食に使えますか?
A:使えます。
週に1回半日断食をする方法と、毎朝の朝食を置き換えるプチ断食の方法とがあります。
生姜紅茶で半日断食をするやり方
朝食と昼食を生姜紅茶にします。このとき生姜紅茶にひとつまみの塩を加えるのがポイント。
低血糖にならないため、生姜紅茶には黒糖を必ず入れます。
そして夕食は、体を温める「陽性食品」を中心にしたメニューを食べます。
これは週末など、週に1回程度行うと効果的です。
毎朝の生姜紅茶でプチ断食をする方法
毎日やりたい!という人は、朝だけ食事を生姜紅茶に置き換えるプチ断食がおすすめ。
これは朝ごはんを摂らずに生姜紅茶だけにすることで、朝の排出機能を高める目的もあります。
この時も生姜紅茶には一つまみの塩を加えてください。
Q8 生姜紅茶ダイエットで痩せないと感じたら、何か対策はありますか?
生姜紅茶をダイエット目的で始めたけれど、全然痩せないと感じる場合、どうしたらいいのでしょうか。
A:まずは生姜の摂取量は足りているか、チェックしてみましょう。
生姜10gを入れた熱い生姜紅茶を1日に3から6杯飲むというのが、石原式の健康法です。
ぬるくして飲んでいないか、生姜紅茶を飲んでいるから安心と間食を増やしていないか振り返ってみてくださいね。
また、ハードな運動は必要ありませんが、軽いウォーキングやスクワットを加えることで基礎代謝を上げることをプラスしてみましょう。
生姜は体の代謝を上げてくれますが、下半身の筋肉を増やすようにすれば基礎代謝がアップします。
つまり、じっとしていても体内でエネルギーが燃焼する率が増えるということです。
生姜紅茶を飲むタイミングでスクワット10回する!など自分なりのルールで継続すると、必ず成果が見えます。
もちろん、少し効果が出たからといって生姜紅茶を全く飲まなくなってしまうと、せっかくアップしていた代謝が以前のように戻ってしまい、リバウンドするという可能性があります。
生姜紅茶の回数を減らすとしても、炒め物やお味噌汁に足すなどしてあくまでも生姜を食べる習慣は続けていく必要がありますね。
まとめ
私は生姜パウダーを愛用しているのと、スクワットは一日のなかでトータル30回やる、というのを決めています。
料理にも使いやすいのでパウダーは便利ですよ~