「生姜紅茶」は2001年ごろから大ブームになった健康法です。
提唱者の石原結實(いしはらゆうみ)先生が、「イシハラ式生姜健康法」として生姜をたくさん摂るための「生姜入り紅茶」を提唱したことで話題になりました。
星4つ。
生姜の「ジンゲロール」「ショウガオール」による代謝アップ効果を利用したダイエットです。
生姜入り紅茶を飲むだけでいいので手軽。
即効性があるわけではないけれど、アラフォーにはうれしい生姜の他の効能も期待できるのでいいと思います。
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もくじ
生姜紅茶のダイエット効果は
生姜がダイエットに効果があるというのはなぜなのでしょうか。
生姜に含まれるジンゲロールは血行促進作用、抗酸化作用や抗菌作用、免疫力アップや胃腸の消化吸収を高める効果などが確認されています。
加熱されてショウガオールに変化すると、さらに温め効果がアップ。体の表面や末端だけではなく、芯からポカポカさせるのがショウガオールの力です。
「生姜紅茶」提唱者の石原先生によると、こうした生姜の効能はダイエット面から考えた場合、「水太り」の人に特にいいとのこと。
漢方医学で言う「水太り」とは筋肉が少なくむくみがちなタイプで日本人女性にはとても多いタイプらしいです。
この場合、余分な水分のせいで体が冷えやすく代謝が上がらないために、ダイエットしようとしてもなかなか痩せず「あまり食べていないのにすぐ太ってしまう」と感じるケースが多いのです。
生姜をたくさん摂ることで血行促進し、冷えがなくなり体温が上がってくると、基礎代謝の量が増えるので理論的には体内の余分な脂肪が燃焼しやすくなりますし、体内の老廃物を排出する力も増えてお通じがスムーズに。
生姜をとり続けると次第に痩せやすく体質改善ができるというわけ。
アラフォー世代が悩まされることの多い冷え性や肩こり、便秘などの対策にも。
生姜紅茶のダイエット方法とは
生姜の摂取量をとにかく増やすことがいいので、料理に入れても薬味にするのでもいいのですが、
毎日手軽に摂り続けるために「生姜紅茶」がおすすめ。
・熱い紅茶1杯
・生姜ひとかけ(親指大)のすりおろし(約10g)
・黒糖 適量
紅茶に生姜と黒糖を入れ、1日に3から6杯飲みます。
最低7日間続けてみて、体調が良くなる感じがあれば自分に合っているっていうことです。
合っていると思ったら毎日の習慣にしていくといいですね。
いつ飲むのが効果的?
代謝アップ効果を高めるために朝食前と入浴前には必ず飲むようにし、それ以外は好きな時に飲めばOK。
夜または寝る前に飲むと、体がポカポカした状態で眠りにつけるので、「足が冷えて眠れない」対策になります。
ただし、紅茶にはカフェインが含まれているのでカフェインを飲むと眠れないという人は夕方前までにしたほうがいいでしょう。
運動前に生姜紅茶を飲むのはどうでしょうか。
これは入浴前に飲むのと同じで血行促進効果が倍増するのでおすすめです。
ただし、生姜紅茶は純粋な水分補給にならないので、運動後には常温の水で失われた水分を補給するようにします。
冷たい飲み物をゴクゴク飲みたくなりますが、せっかくの生姜の温め効果を妨げないためには常温がおすすめ。
生姜紅茶ダイエットの注意点
生姜紅茶でのダイエットが向かない人ってどんな人でしょうか。
次のような場合は生姜紅茶の摂取を控えたほうが良さそうです。
- 胃が弱い人
生姜は胃薬にも配合されていますが、刺激成分でもあるので生姜を食べると胃が痛む、不快感を感じるという場合は生姜の量を減らして様子をみましょう。
- カフェインに弱い人
紅茶にはカフェインが含まれるので、カフェインで眠れなくなるなどの副作用が考えられます。
- 熱があるとき
39度以上の高い熱があるときには生姜の血行促進作用は逆効果。
- 脱水症状があるとき
生姜紅茶には利尿作用、代謝アップ作用があるため脱水症状を悪化させるおそれがあります。
- 皮膚が極度に乾燥している人
生姜は皮膚の新陳代謝を促進しますが極度な乾燥状態の場合、症状が悪化することも。
- ステイン汚れが気になる人
紅茶をたくさん飲むことになるので、紅茶に含まれるステインが歯に蓄積することがあります。気になる場合は専用歯磨きなどで定期的に取り除く工夫が必要です。
- 妊娠中の人
紅茶に含まれるカフェインは妊娠中には良くありません。生姜そのものは大丈夫なので、紅茶以外で摂るようにしましょう。
参考資料:石原結實著「生姜力」
まとめ
1日3杯から6杯、生姜入り紅茶を飲むのが基本のやり方です。
むくみやすくて困っている人には特に向いています。
少しお休みしていたのでまた再開します!
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