緑茶を飲んでダイエットする方法、海外モデルのミランダカーが実践していると話題になったことがあります。
日本人にはなじみの深い緑茶ですから、痩せられる飲み方があるなら知っておいた方がいいですね。
星3つ。
緑茶のカテキンが体脂肪を燃やす効果を利用したダイエットです。
お茶を飲むだけでとても手軽ですが、急激に結果が出るわけではないため長期的に習慣にすることが必要。
しかしカフェインが苦手な人には向いていません。
アレンジもいろいろできるので、お茶好きさんにはおすすめできます。
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もくじ
緑茶ダイエットのやり方
緑茶がダイエットになるのは、まず一つにノンカロリーの飲み物だから。
今まで食事の時に缶コーヒーやジュースを飲んでいた人が、緑茶に変えるだけでかなりのカロリーカットができます。
そして、緑茶のカテキンに血糖値の急上昇を防ぐ作用があるということが最近分かったのです。
脂肪の吸収を抑え、脂肪燃焼効果もあるため、緑茶でトクホに指定されているペットボトル茶もありますね。
ダイエット目的で飲むなら量は
では、緑茶ダイエットにはどのくらいの量を飲めばいいのでしょうか。
目安として、一日にカテキンを500mg摂取することが必要です。
これは普通の緑茶だと1.5L程度になります。
湯呑に1杯で約150mlですので、湯呑なら10杯は飲まなくてはいけません。
500mlのペットボトルなら3本ですね。
「そんなに飲めないよ!」と思いますよね。
でも一度に大量に飲む必要はありません。
緑茶の成分は水溶性のため、一度に摂取しても体内にためておくことができないからです。
食事の時、おやつのとき、またリラックスタイムのコーヒーの代わりに、などこまめに飲むのがおすすめです。
カテキンの量が多いタイプのお茶なら、もう少し飲む回数を減らすことができます。
「高濃度カテキン」の表示があるお茶を選ぶと良いでしょう。
自分で淹れる場合は、長めに蒸らして濃い緑茶を作って飲むといいですね。
でも次第にその渋みがクセになって大好きという人も。
飲むタイミングは食前と運動前がおすすめ
特に効果的な飲むタイミングってあるのでしょうか?
どれが一番良いということではありませんが、飲むタイミングでそれぞれ期待できる効果が違います。
食事で飲むなら食前から
食事の前に緑茶を飲むことでカテキンの脂肪吸収効果を発揮させます。
もちろん食事中の水分としても飲みましょう。
そして食後の1杯も効果的。
食べたものの消化がはじまるタイミングにカテキンとカフェインを摂取することで、脂肪や糖質が必要以上に体に吸収されてしまうのを予防できるからです。
運動前に飲むと代謝率アップ
ジョギングなどの有酸素運動の前に緑茶を飲むのもおすすめです。
緑茶には血管拡張作用がありますので、運動中の血流をサポートしてくれます。
これはカテキンだけでなく緑茶のカフェインの働きでもあります。
この働きで運動効果が倍増!
運動の20分ほど前に飲むと、運動を始めたころに働きだします。
ただしカフェインには利尿作用があるので、緑茶は運動中や運動後の水分補給にはほとんどなりません。
スポーツドリンクや水できちんと水分を補給してあげることが必要です。
冷たいペットボトルのお茶でもいいの?
もちろんペットボトルのお茶でもダイエット効果があります。
最近は「濃い」緑茶で深い味わいを楽しむペットボトルのお茶も流行っていますよね。
冷たいお茶をごくごく飲むのは美味しいものです。
しかし、冷たいお茶と温かいお茶を比較すると、体を温めて代謝を上げるという面ではやはりホットのお茶に軍配が上がります。
朝起きてすぐの熱いお茶や、食後の熱いお茶は胃腸の働きをサポートし、体全体の血行を良くする効果が期待できます。
自宅でゆっくり飲めるときはやはり熱いお茶を淹れて飲むのがベストですね。
他にもうれしい効能が
緑茶のカテキンには他にもいくつかの優れた効果があります。
良く知られているのは殺菌効果です。お寿司屋さんではかならず緑茶が出ることからもわかる通り、日本では古くからその殺菌効果が役立てられてきました。
食中毒の原因である腸炎ビブリオを殺菌できますし、ブドウ球菌やコレラ菌に対しても効果があることがわかっています。
そしてこの殺菌作用は、虫歯菌にも効果あり。
緑茶にはフッ素も含まれるので歯を丈夫にするコート剤の役割もします。
もちろん風邪菌にも働くので、緑茶でのうがいは風邪予防におすすめ。
さらに、緑茶には大量のビタミンCが含まれています。
ビタミンCはストレスを感じやすい現代社会では特に必要な成分で、疲れ対策や美肌効果のために飲んでいるという人も少なくありません。
ビタミンCには免疫力アップ、抗酸化力アップの働きもあります。
これだけ様々なメリットがある緑茶ですから、習慣的に飲むことで健康な体作りに役立つわけですね。
トクホの緑茶の方がダイエット効果が高いの?
(近日追記)
麦茶や烏龍茶ではダイエットにならない
(近日追記)
抹茶と緑茶ではどちらが効果ある?
緑茶にはいろいろな種類がありますね。
煎茶も番茶も緑茶ですし、抹茶、玉露、また玄米茶やほうじ茶も緑茶の1種です。
どれが一番ダイエットに効果的なのでしょうか。
これはカテキンの量が多いものが一番効果があると言えます。
それで一番ダイエット向きなのは「煎茶」です。特に最初の若芽で作った「一番茶」は高級ですが最もカテキンが多くなっています。
次に「番茶」です。
番茶は夏以降に収穫した葉を使って作るので「三番茶」「四番茶」となります。
カテキンは若葉ほど多いので、夏以降の茶葉は新茶と比べるとカテキン量が減っています。
「玉露」は日光を遮って育てて柔らかい味にしているため、渋み成分であるカテキン量はやや少なめですので、順番としては3番目になります。
そのかわり甘み成分のテアニンと共にカフェインの量は一番多くなっています。
「抹茶」も遮光して育てた葉を使っていますのでカテキン量は少なくなっています。
ダイエット向きとは言えません。しかし茶葉を丸ごと粉砕しているので、お茶の栄養をすべて摂取できるというメリットがあります。
「玄米茶」は緑茶に玄米を加えているので、カテキンの量はそれだけ少なくなっていますし、
「ほうじ茶」は緑茶をさらに炒って香ばしさを出していますからカテキンが減ってしまっています。
ふたつとも、ダイエットのためのカテキン摂取には向いていません。
緑茶ダイエットを継続するためのヒント
緑茶のペットボトルでダイエットをするのは手軽ですが、お茶の葉を購入して自分で毎日淹れる方が経済的です。
しかしそれでは少し手間がかかるので、次第に飲まなくなってしまうということがあるかも。
緑茶ダイエットを継続するためには?
緑茶ダイエットは海外の反応度が高い
緑茶は海外では「健康的な飲み物」としてのイメージが強いようで、反応も非常に好意的です。
海外の人の飲み方を見てみると、緑茶の味わい方が広がりますよ。
緑茶の抗酸化作用が注目されていてデトックスできるドリンクとして、あのミランダ・カーも愛飲していると公表しています。
ミランダは緑茶にショウガのスライスを加えて飲んでいるそうです。
さらに緑茶スチームを美容のためにとりいれているとか。
アメリカのスターバックスコーヒーでは、緑茶のメニューがあり大人気なんです。
緑茶のティーバッグも販売されていますが、砂糖やハチミツを入れて甘くして飲むという方法が一般的なよう。
スーパーで売られている「グリーンティー」も甘いタイプがほとんどのようですね。
日本の抹茶は既に海外での認知度も高く、スイーツにも使われていますね。
また、アジアでも日本茶を飲む人が増えています。
インドネシアやタイでは緑茶入りのカレーや緑茶で炊いたご飯などの活用法もあるそう。
このように海外での緑茶の飲まれ方を見てみると、身近な緑茶の魅力を再認識できますね。
私たち日本人ももっと自由に緑茶をアレンジしてとりいれることで摂取量を増やせるのではないでしょうか。
粉末を上手に利用する
緑茶の中でも「煎茶」が最もカテキン量が多いというのは前述しましたが、その煎茶を粉末にしたものが「粉末緑茶」です。
見た目は抹茶とも似ていますが、先ほど述べたように抹茶はカテキン量の少ない遮光して育てた茶葉(てん茶)から作られるため、ダイエット向きというわけではありません。
しかし粉末緑茶は煎茶の茶葉を丸ごと粉砕していますので、カテキンの量も変わらず、栄養成分をそのまま摂取できるメリットがあります。
それにお湯に溶くだけの手軽さもポイント。
回転寿司店では粉末タイプの緑茶を自分でお湯に溶いて飲むスタイルですよね。
自宅でも粉末茶はお茶殻が出ませんのでゴミが少なく、急須に溜まった茶殻を取り出す手間もありません。
粉末タイプであることを利用して、クッキーやケーキに混ぜ込んだりアイスクリームにかけたりも簡単。
抹茶パウダーは少し値段が高めですが、緑茶パウダーならお菓子作りに大量に使いやすいですね。
和菓子に緑茶を添えればダイエット中でも食べていい
(近日追記)
緑茶にミントを加えてダイエット効果アップできる
(近日追記)
緑茶アレンジレシピで飽きない工夫も
前述のミランダカーがお気に入りの「ショウガ緑茶」もアレンジのひとつ。
他にもアイデアはいろいろ。
- ジンジャーエールのお茶割り
甘いジンジャーエールを冷たいお茶で割って、さわやかなごくごく飲めるドリンクに。
- 緑茶オレ
海外では一般的な飲み方。濃い目の緑茶にミルクと砂糖をプラスします。
- 緑茶の焼酎割
焼酎を緑茶で割るだけですが、緑色の口当たり良いお酒になります。
- レモン緑茶
ホット緑茶にレモンの薄切りを浮かべます。ゆずもおすすめ。紅茶のレモンティーとはまた違った美味しさです。
- お茶入りハンバーグ
お茶殻をひき肉に混ぜ込みます。照り焼きの甘い味付けが合います。
- お茶衣の鶏から揚げ
鶏のから揚げの衣に粉末緑茶を加えます。風味がよく、レモンともよく合います。
緑茶ダイエットのまとめ
- 緑茶に含まれるカテキン、カフェインには脂肪の吸収を抑える効果、燃焼効果がある。
- ダイエットのためには一日にカテキン500mg摂取する必要がある。
- 食前・食後に飲むとよい。
- 運動20分前に飲むと血管拡張作用によって運動効率がアップする。
- 即効性はないので粉末緑茶の利用などでアレンジをしつつ、毎日続けるのが大切。
朝起きてすぐお湯で溶いて飲むと、体が目ざめる感じがあって気に入っているので、ダイエットのためにもっと飲んでいきたいと思います。
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