ナットウキナーゼとは、納豆に含まれる菌のこと。
この納豆菌は腸内に入ると腸内環境を整えるのに役立ちます。
星3つ。
納豆ダイエットは即効性があるダイエットではありませんが、毎日の食事に組み込みやすいという点ではおすすめ。
腸内環境を改善してくれるのも魅力的。
ただし、熱をかけると効果が落ちるので、ご飯と食べるなら熱いご飯はダメ。
50度以下になるように、炊き立てご飯なら15回ほどかき混ぜて少し冷ますと良いそうです(主治医が見つかる診療所 9/4放送より)。
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もくじ
ナットウキナーゼは何に効果があるの?
ナットウキナーゼは、納豆が発酵するときにできる「酵素」の一種です。
酵素が体に良いというのはよく知られていますね。
血液中の血栓を溶かす、いわゆる血液サラサラ効果が実証されています。
血栓の主成分である「フィブリン」はボンドのようにドロドロ。これを利用して医療用ボンドが開発されているくらいです。
ナットウキナーゼはこの成分を分解する働きをします。
さらに血栓溶解酵素の一つ「プラスミン」を増やすという相乗作用も認められています。
これにより、血液中の悪玉コレステロールが減るので、肥満対策にもつながるというわけです。
「血液をサラサラにする」というのは、実はいろいろな面で重要な影響があります。
・高血圧の改善
・コレステロール値を下げる
・動脈硬化予防
・心筋梗塞予防
・などなど
こうやって考えてみると、成人病予防に非常に効果がある食品と言えますね。
体全体の健康改善ができると、太りにくい体になっていきます。
さらに、ナットウキナーゼはお腹にいい酵素としても働きます。
腸内に入ると善玉菌を増やす働きをするため、乳酸菌と一緒に摂るのがおすすめ。
その意味ではキムチと一緒に食べるのはとてもいい組み合わせですね。
最近ではビフィズス菌やその他の乳酸菌と一緒にナットウキナーゼ配合の腸内環境改善サプリメントも増えてきました。
便通が良くなれば、特におなかまわりの引き締めにはダイレクトに好影響があるはず!
納豆は大豆製品ですから、大豆のイソフラボンや食物繊維の摂取にもなります。これも納豆がお通じにいいと言われる理由です。
ナットウキナーゼでダイエットのやり方
特に夜に食べたほうが、寝ている間に納豆の「血液サラサラ」効果を期待できるようです。
朝のお通じにも良い影響がありますよ。
キムチ納豆やオリーブオイルかけ納豆、おくらやメカブと合わせた納豆など、工夫して毎日食べましょう。
キムチの乳酸菌や、オクラやメカブの食物繊維などとの相乗効果でおなかすっきりもかなえられます。
といっても、納豆を食べられない日もありますよね。
そんなときは「ナットウキナーゼ」のサプリメントも市販されています。
特に、そもそも納豆が嫌い・・・・・・という人や、凝縮された成分で効率的に摂りいれたい場合はサプリを活用がおすすめ。
ナットウキナーゼはここに注意
でも、納豆にもウィークポイントがあります。
ナットウキナーゼは酵素なので、熱に弱いという特徴があるのです。
納豆を食べる際には冷たいまま、が鉄則です。
(納豆チャーハンとか、納豆入りかき揚げなんかも美味しいのですけどね)
炊き立てご飯に納豆はNGなんだって 少し冷ましてからならOK
2017年9月4日放送の「主治医が見つかる診療所」の中では、ナットウキナーゼは50度以上では働きが鈍くなり、70度以上ではほとんど働かないと説明されていました。
ですので、炊き立てご飯(68度前後)にのせて食べる食べ方ではあまりよくないということ。
「だからといって冷めたご飯ではちょっと・・・」と思ってしまいますが、その場合は少し冷ますだけでもOK。
ご飯を箸でかえすようにかき混ぜるとすぐに冷ませます。
50度以下にまで冷ますには、15回程度混ぜると良いそうです。
さらに、酸にも弱いので、納豆にお酢を混ぜる、マヨネーズと混ぜる、といった食べ方はできるだけさけたほうがよさそう。
特に空腹時には胃酸が濃くなっていますから、おなかペコペコで納豆とご飯をかきこむ、というのではダメかも。
ちょっと注意してみてください。
カプセルに入ったサプリメントなら、その点は気にしなくていいので安心です。
まとめ
- 納豆に含まれるナットウキナーゼという酵素が「血液サラサラ」にしてくれる
- 納豆の食物繊維、乳酸菌を増やす働きにも注目
- ナットウキナーゼのこまめな摂取により、お通じの改善が期待でき、結果的に代謝がうまくいくので痩せる
ただ、一緒にご飯を食べたくなってしまうので、糖質の摂りすぎにならないようにご飯の量に気を付ける必要はあると思います。
ナットウキナーゼのサプリなら気にしなくていいですけどね。